タトゥーは専用の除去クリームを使えば本当に消える?

比較的手ごろな値段、塗るだけでタトゥーが消える、タトゥー専用の除去クリームが話題になっています。
タトゥー除去といえば、レーザー治療・切除法・植皮法・削皮法と、痛みを感じる恐れがあるものが多く、除去したいけれど怖いという人も多いものです。
そんな人にとっては嬉しい、タトゥー除去クリームはどんなものなのでしょうか?

 

実は、タトゥー除去クリームは昔から販売されていました。
しかし当時のクリームは、肌にアレルギー反応が出たりとトラブルが多く、あまり一般的にはなりませんでした。
いま話題になっているタトゥー除去クリームは、改良され安全に使えるようになっているといわれています。

 

ですがタトゥー除去クリームは、そのすべてが海外製です。
残念ながら国内製のものはありません。
そのため、現地の安全基準は満たしているものの、日本の薬事法に基づく品質・有効性・安全性が確認されていません。
日本人の肌にも安全であるか、本当のところ分かりません。

 

販売サイトには、「毎日塗ることでクリームの成分が浸透し、タトゥーのインク成分を分解して徐々に薄くなっていきます。」といったように書かれています。
タトゥーを入れてからの時間や濃さなど、個人差があるので、3ヶ月以上継続して使うことが勧められています。
このことからも分かるように、除去にかかる期間は人それぞれ、気長にしようする根気が必要なことが分かります。
実際にクリームを使ったという写真が出ているサイトもありますが、少し薄くなった程度でタトゥーのデザインはまだまだ判別できます。
この状態で使用後6ヶ月とありましたので、タトゥー除去クリームの効果が充分にあるとしても、納得がいく状態にするには、かなりの時間がかかることが分かります。

 

また、個人輸入代行ネットで手軽に購入できるとはいうものの、個人輸入はあくまで自己責任を伴います。
商品本体に記載されている用法・用量や使用上の注意などは外国語なので、内容を正確に理解できない恐れがあるます。
ネットサイトで使用方法や注意事項も書かれている事もありますが、商品の成分については記載がありません。
使用による副作用が発生した時にも、日本の医師や薬剤師など専門家は、それに含まれる成分や作用などの情報を十分に把握していないので、素早い処置が困難となるでしょう。

 

タトゥー除去クリームがタトゥーを除去する仕組みは、しみやくすみの美白クリームと同じ、ターンオーバーによる改善効果をアップするというものです。
「強力な美白クリーム」と考えれば分かりやすいでしょう。
肌は外側から順番に、表皮・真皮・皮下組織から成っています。
この表皮の一番奥深く基底層」から表面へと細胞が押し上げられ、最後に垢となって剥がれ落ちることがターンオーバー。
ですので、タトゥー除去クリームで除去できるのは、ターンオーバーで肌が生まれ変わる表皮の部分だけになります。

 

タトゥーは表皮の下、真皮にまでインクを入れます。
ここにあるインクはタトゥー除去クリームでターンオーバーを促しても、垢となって剥がれ落ちることはありません。
そのため、完全に除去するということは難しいのです。
色を薄くして、目立たなくするものと考えるのがよいようです。

 

タトゥー除去クリームで色を薄くしてから、タトゥー除去専門のところで相談すると人もいるようです。

 

確実にタトゥー除去するならレーザー治療に決まり

 

では、もっと確実にタトゥー除去するにはどうすればよいのでしょうか?
タトゥー除去方法、レーザー治療・切除法・植皮法・削皮法の中から考えてみましょう。

 

まず、よく耳にするのがレーザー治療です。
レーザーをタトゥーに照射してインクを破壊して、色を薄くしていきます。
レーザーと相性が良いといわれるのが黒一色のタトゥーです。
また、自分で入れた場合のように比較的浅い部分に入れられたタトゥーには、より効果が現れます。
最近ではフルカラー対応のレーザーもあり、さまざまなタトゥーの除去に使われています。

 

レーザーが届いたインク部分が反応して破壊し、破壊されたインクは体内の不要物を排除するマクロファージが分解して体外へ排出されます。
最新のレーザーではインクを細かい粒子へと破壊することができるので、除去後の肌もより自然に。
また、従来よりもレーザー照射の回数(治療回数)を減らすことができ、肌への負担軽減にもつながっています。
術後の腫れや赤みが少ないのも特徴です。
レーザー照射の際は、クリームタイプなどの麻酔を使うことで痛みを防止します。

 

次に、切除法について紹介します。
その名まえのとおり、タトゥーの部分の肌を切り取って縫い合わせるというものです。
皮膚科や美容外科などでは、一回で完全にタトゥーを除去したい人に勧められることが多いようです。
また、背中全体のような大きなタトゥーの場合には、何度かに分けて少しずつ切除する方法で行われています。
術中の痛みは、通常局所麻酔によって防止します。

 

縫合線は薄くはなるものの傷跡として残ることに。
比較的大きなタトゥーを切除すると、縫合線にかなりの緊張がかかって引っ張られます。
体質によっては傷が広がって幅を持ち、盛り上がる(ケロイド)状態になることもあります。

 

 

植皮法は、傷跡が目立たない太ももなど別の部分から皮膚を切り取り、それを移植してタトゥーを除去するというのもです。
タトゥーはしっかり除去されますが、植皮した肌と通常の肌の境界線ができます。
削皮の後、より肌の表面を自然に整える場合に行われることもあります。
1ヶ月程度は赤みがあります。
術中は局所麻酔、もしくは全身麻酔になります。

 

最後に削皮法について。
削皮法は、タトゥー部分の肌を薄く削り取る方法です。
術中の麻酔は、クリームタイプか局所麻酔を使用します。
ちょうどよい深さで肌を削りとるのが難しいので、高い技術が必要になります。
削り足りないとタトゥーのインクが残りますし、削り過ぎるとケロイド状になり、やり直しは一切できません。
しかし、傷跡が比較的目立ちにくいという特徴があるので、大きなタトゥーにはよいとされています。
6ヶ月程度は赤みが強くでます。

 

 

このように、いろいろなタトゥー除去を調べてみると、どの方法にもメリット・デメリットがあるようです。
しかし、術後の腫れ、赤み、傷跡、手軽さなどからみると、タトゥー除去はレーザー治療でといえるでしょう。
手術といった大げさな感じもなく、使用する機器がより進化していることから考えても選べる方法です。

 

レーザー治療の費用と期間はどれくらいか?

 

レーザー治療を考えるにあたり、気になるのはその費用、そして治療期間です。
レーザー治療を受けられるのは、皮膚科や美容外科といったクリニックになります。

 

 

費用は基準となるような目安はなく、独自設定であることが多いです。
ですが、どのクリニックでも大抵は、タトゥーの大きさによって1回のレーザー照射費用が決まります。

 

例としては、1×1が10,000円、5×5が50,000円程度。
最新のフルカラー対応のレーザーの場合、1×1でも20,000円以上かかることも。

 

個人差はありますが、5?6回以上の治療が必要となることが多いです。
5×5を5回の治療で除去できた場合なら、250,000円かかるということになります。
回数は状態によって変わるので、事前のカウンセリングで医師と相談して決まります。
クリニックによっては打ち放題というところもあります。
金額を気にせずに、自分が納得できるまでレーザー治療できます。

 

治療期間も、タトゥーの大きさや状態により異なることが多いものです。
一般的には、数か月おきに治療を受けることを4?8回、期間としては1?2年かかります。

 

 

治療を受ける側としては、料金が安い方がありがたいのは言うまでもありません。
ですが、レーザーは出力が強すぎれば、肌への負担が大きくなります。
格安レーザー治療を掲げたクリニックで、治療後に肌の火傷や跡が問題となったこともあります。
料金が安だけに着目して、クリニックを選ぶことはやめましょう。

 

事前に症例数、日本美容外科学会の専門医であるか・レーザー機器は最新か・アフターケアはどうなっているか、などをホームページなどでチェックしましょう。
またカウンセリングの際は、デメリットの説明・レーザー機器は希望する効果があるのか・見積書の提示・治療を急かさない、などを確認しましょう。

 

タトゥー除去では、複数回のレーザー治療を受けることになります。
医師やクリニックを選ぶときには、いくつかのクリニックでカウンセリングを受け、よく話を聞いて比較検討することが大切です。